2019年度 大学入試センター試験 本試験 世界史A 過去問題

2019年度 大学入試センター試験 本試験「世界史A」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

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この問題の概要

試験時間60分・満点100点。大問4題・小問33問はすべて必答で、第1問28点・第2問30点・第3問21点・第4問21点という配点です。前半の2題で全体の約6割を占めます。この年は戦争と抵抗運動、アジアの交易と東南アジア、ルネサンスから近代の都市と作物、20世紀のヨーロッパという構成でした。地図から位置を選ぶ設問が3問、グラフと年表の読み取りが各1問入り、文章の正誤判定一辺倒ではありません。全体の難易度はやや易〜標準です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問戦争と抵抗運動(近代の戦争の結果、同時多発テロの時期を年表から選ぶ、帝国主義期の国際関係のa・b判定、植民地支配への蜂起、近世の宗教和議と近代の条約、世界史上の女性、1850〜1912年の英仏独における男性人口に占める軍人割合のグラフ)28★★★☆☆問9のグラフは世界史Aでは珍しい統計問題。三国のうちドイツだけが伸び続ける形で、徴兵制と軍拡という背景を知っていれば線を見ただけで決まる
第2問アジアの交易と東南アジア(明代の制度、中国の対外関係のa・b判定、東西交易の要衝を地図で選ぶ、スリランカから伝わった上座部仏教、18世紀半ばの出来事、ビルマ独立など三つの出来事の年代配列、マゼラン一行の航路を示す地図、各地の君主、近代の戦争、ヤルタ会談とINF全廃条約)30★★★★☆10問・30点と最も大きく、地図が2問入る。問16のマゼランの航路は「南米南端を回って太平洋を横断する」という一点で選べるが、問12の交易拠点は地名と位置を結びつけていないと手が出ない
第3問ルネサンスと近代の都市(レオナルドの「最後の晩餐」とサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会、オリーヴやクローヴなど各地の作物、宗教の迫害と保護、ナポレオン3世のパリ大改造、新大陸作物の伝播とアイルランドのジャガイモ飢饉、各時代の禁令、20世紀前半の国際協調)21★★☆☆☆文化史と作物という取り組みやすいテーマが並ぶ。ジャガイモ飢饉やパリ大改造は教科書の定番で、ここは確実に取っておきたい
第4問20世紀のヨーロッパと世界(ロシア革命とソビエト政権、オーストリア=ハンガリー帝国成立の時期を年表から選ぶ、清末から中華民国成立前後の出来事、ムッソリーニと両大戦間のイタリア、古代ローマ、国家の勢力拡大、1935年にイタリアが侵略した国の位置)21★★★☆☆問33のエチオピアの位置は、アフリカの地図で「紅海に近い内陸」と押さえておけば取れる。ムッソリーニ関連が2問出ているので、まとめて復習しておくと効率がよい

対策のポイント: 世界史Aは近現代が中心とはいえ、この年のように地図と統計が複数入ると、知識だけでは届かなくなります。国名と位置の対応は、アフリカ・東南アジア・バルカン半島の三か所を重点的に確認しておくと、毎年出る地図問題に対応できます。年表問題は、選択肢の出来事の西暦を思い出すより、年表に並んだ出来事の間に入るかどうかで判断するほうが確実です。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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