2020年度 大学入試センター試験 本試験 地学基礎 過去問題

2020年度 大学入試センター試験 本試験「地学基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

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この問題の概要

大学入試センター試験としては最後の年度です。理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点。大問4題・解答番号15はすべて必答で、第1問20点・第2問10点・第3問10点・第4問10点という配点でした。固体地球、大気と海洋、宇宙、自然災害という四本立てで、最後に自然災害を独立した大問として置くのが地学基礎の特徴です。全体の難易度はやや易〜標準です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問固体地球と地質(初期微動継続時間と震源距離、アイスランドのギャオやヒマラヤにみるプレート境界、クロスラミナと級化層理から地層の上下を判定する、クックソニアの出現など地質時代の植物、偏光顕微鏡でみた安山岩の造岩鉱物、広域変成作用でできる岩石)20★★★☆☆四題で最も配点が大きい。問3の堆積構造は「級化層理は下が粗く上が細かい」という一点で上下が決まる。地質時代の生物は出現順を一本の帯にしておきたい
第2問大気と海洋(複数の観測所を通過する台風と気圧・風向の変化、温帯低気圧にともなう温暖前線と寒冷前線、極域で海水が沈み込むしくみ)10★★☆☆☆三問とも定番。台風は「進行方向の右側で風が強い」、深層循環は「冷たく塩分の高い水が沈む」という二つの原則で足りる
第3問宇宙(太陽の進化と赤色巨星、銀河団・星団・惑星状星雲などのスケールの比較、地球・木星・天王星の質量と平均密度)10★★☆☆☆問12は「木星は質量が最大だが密度は地球より小さい」という対比がそのまま答えになる。スケールの比較は桁で覚えておくと迷わない
第4問自然災害(地盤の硬さと地震動の増幅、火山噴火による溶岩流・火砕流・降灰の影響範囲、風向と風速から火山灰の到達時刻を見積もる)10★★☆☆☆ハザードマップの読み取りに近い大問。問15は「風速×時間=距離」という単純な計算なので、落ち着けば確実に取れる

対策のポイント: 地学基礎は、固体地球(地震・岩石・地層)の配点が毎年いちばん大きく、計算もここに集中します。初期微動継続時間と震源距離、地層の上下判定、地質時代の順序という三つの定番は、手順ごと覚えてしまうのが得策です。この年のように自然災害が独立した大問になる場合は、図から距離と時間を読み取る練習をしておくと安心です。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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