2022年度 大学入学共通テスト 本試験「地学」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2022年度 本試験 地学は、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問17点・第2問20点・第3問20点・第4問20点・第5問23点、計30問)の構成です。第1問は20世紀の地学上の発見を並べた表を導入に、大気の鉛直構造・HR図・走時曲線・半減期・結晶分化作用を横断的に問う小問集合、第2問は固体地球(重力と内部構造/地磁気の逆転/火山とマグマ)、第3問は岩石と地層(変成岩/化石と古気候/西南日本の地質帯)、第4問は大気と海洋(雲のでき方/海水の性質と海洋の流れ)、第5問は地球の運動と宇宙(時刻と日周運動/惑星の見え方/銀河と恒星の進化)です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 20世紀の地学の発見(表1)を題材にした分野横断の小問集合/大気の鉛直四層・HR図と恒星・走時曲線とモホ面・半減期・玄武岩質マグマの結晶分化作用 | 17 | ★★★☆☆ | 問3は「折れ曲がりの交点距離が遠いほどモホ面が深い」の一点で決まる。問4の半減期と問5の結晶分化は手順が固定で、ここは確実に取りたい |
| 第2問 | A アイソスタシーと重力異常/P波・S波のシャドーゾーン B 地磁気逆転期の水平分力・鉛直分力と逆転の同時性 C 成層火山の形成と溶岩の粘性・噴火様式 | 20 | ★★★☆☆ | Bの問3が山場で、逆転期の磁場の向きを水平分力と鉛直分力に分けて言い換えられるかが勝負。Aの問2はS波が外核を通らない理由まで説明できるように |
| 第3問 | A 片理・縞状の岩石名と低温高圧型変成作用の場 B 示準化石の条件と酸素同位体比が示す氷期・間氷期、数万年周期の気候変動 C 西南日本の地質帯の分布と形成年代 | 20 | ★★★☆☆ | A・Cは用語と地質帯の並びを覚えていれば即答できる取りどころ。差がつくのは問4で、酸素同位体比が大きい方が氷期という向きを取り違えないこと |
| 第4問 | A 露点の読み取りと雲ができる高度の計算・湿潤断熱減率・雲粒の成長 B 海水の密度と深層循環・アイソスタシーによる海面のへこみ・地衡流の向き | 20 | ★★★★☆ | 計算が二つ。問1は乾燥断熱減率と露点の下がり方の差から雲底高度を出し、問5は海水と淡水の密度差からへこみ量を出す。問6は水柱の薄い側が低圧 |
| 第5問 | A 視太陽時・日本標準時と日周運動 B 金星の西方最大離角と火星の見かけの運動 C 渦巻銀河・不規則銀河、超新星、白色矮星、絶対等級 | 23 | ★★★☆☆ | Bは太陽・地球・惑星の位置を自分で図に描けば即決できる。問7は明るさが10の10乗倍=絶対等級で25等の差、という換算を落ち着いて処理したい |
対策のポイント: 第1問と第3問A・C、第5問Cの知識問題を先に片付けて得点を固め、残った時間を第4問の計算と第2問Bの地磁気に回すのが現実的です。地学で差がつくのは図やグラフから量を取り出す作業なので、走時曲線・断熱減率の図・海水の密度分布のように「グラフの傾きや切片を数値に直す」練習を繰り返しておきましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

