2024年度 大学入学共通テスト 本試験「地学基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2024年度 本試験 地学基礎は、試験時間30分(基礎科目2科目で60分)・満点50点、大問4題(第1問20点・第2問10点・第3問10点・第4問10点、計15問)の構成です。第1問がA プレートと地震/B 火成岩とマグマの貫入/C 地球と生命の歴史という分野横断の6問、第2問がA 台風/B 海洋の熱収支、第3問がA 太陽系の形成と恒星の進化/B 天体の分布、第4問が火山灰層と海流を扱う総合問題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A プレートとアセノスフェアの区分、緊急地震速報とS波到達までの時間/B 造岩鉱物と火成岩、岩脈・岩床・底盤の判別/C シアノバクテリアとシダ植物、原生代初期の全球凍結 | 20 | ★★☆☆☆ | 配点20点と全体の4割を占める分野横断の小問集合。問2はS波の到達50秒から速報の15秒を引くだけで、引き忘れが唯一の落とし穴です |
| 第2問 | A 台風の進路と中心気圧の変化から天気図を時系列に並べる問題、台風にともなう大雨・強風・高潮/B 蒸発による潜熱と赤外線放射による海面水温の低下 | 10 | ★★☆☆☆ | 問1は中心気圧が低いほど発達という原則と北上する経路を重ねれば順番が決まります。問3はアが「下げる」、イが「赤外線」と即答したいところです |
| 第3問 | A 原始太陽系星雲の円盤状の形と微惑星の衝突・合体、主系列星と赤色巨星・白色矮星の核融合/B 天の川・黄道との位置関係から天体の種類を判別する分布図 | 10 | ★★☆☆☆ | 問1・問2は教科書の用語で押し切れる7点。問3は天の川にも黄道にも沿わず全天に広がり集団をつくる、という消去法が決め手になります |
| 第4問 | 活火山の定義と爆発的噴火・火砕流、火山灰層の柱状図に含まれる鉱物と層厚の解釈、北太平洋の環流の向きと軽石の移動から求める海流の速さ | 10 | ★★★☆☆ | 問2は火山灰層ごとに鉱物の組み合わせが違えば同一の火山とは言えない、と読むのが要点。問3は300km÷30日と1200km÷60日を出して2倍と答えます |
対策のポイント: 第1問だけで20点あり、しかも固体地球・岩石・地球史の知識問題が中心なので、ここを取りきることが最優先です。残る第2問から第4問は各10点・小問3問ずつで、それぞれに図表や数値を扱う設問が1つずつ入っています。緊急地震速報の待ち時間や、軽石の移動距離を日数で割る計算はいずれも割り算1回で片づく水準なので、単位と引き算の向きだけ落ち着いて確認しましょう。天気図の並び替えや全天の分布図は暗記ではなく、中心気圧が低いほど発達している、銀河系内の天体は天の川に沿って分布する、といった原則に当てはめて判断する設問です。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

