2024年度 大学入学共通テスト 本試験 国語 過去問題

2024年度 大学入学共通テスト 本試験「国語」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

目次
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この問題の概要

2024年度 本試験 国語は、試験時間80分・満点200点、大問4題(第1問50点・第2問50点・第3問50点・第4問50点、計38問)の構成です。第1問は《レクイエム》の演奏会をめぐる問いから「音楽」「芸術」という概念の自明性を問う評論で、Sさんが書いた【文章】を推敲する設問を含みます。第2問は、おばとの関わりを通してイチナの心情を描いた小説で、〈私〉の枠づけを論じた【資料】と授業中の対話を組み合わせた設問が置かれています。第3問は桂の院への雪見の外出と源少将との和歌の贈答を描いた古文で、本文をふまえた解説文の空欄を補う設問が出題されました。第4問は楊貴妃とライチを詠んだ杜牧の【詩】と、その背景や詩の事実性をめぐる四つの【資料】を読み比べる漢文です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問評論:《レクイエム》の演奏会をめぐる問いから「音楽」「芸術」という概念の自明性を問う文章。漢字、傍線部の内容説明、構成・展開の説明に加え、Sさんの【文章】への一文の挿入・表現の修正・最終段落の方針50★★★☆☆問1の漢字5問(各2点)と問5の「適当でないもの」は取りどころ。差がつくのは計12点の問6で、評論の読解からSさんの文章を推敲する視点へ切り替えられるか
第2問小説:おばが主宰する「ままごと」の記憶と、友人の打ち明け話をきっかけに揺れるイチナの心情。語句の意味、傍線部の説明、絨毯の糸屑を拾う描写の解釈、表現の説明、【資料】と授業中の対話50★★★☆☆問4の糸屑を拾う描写は、一度目と二度目で何に驚いているかの違いを押さえるのが勘所。問7は【資料】の「枠づけ」とイチナのおば観を結べるかで10点が動く
第3問古文:桂の院への雪見の外出と、取り残された源少将との和歌の贈答。古語の意味、波線部の文法的説明、贈答歌X・Yの解釈に加え、解説文の空欄Ⅰ〜Ⅲの補充50★★★☆☆問1の古語3問(各5点)で15点を確保したい。計21点の問4が重く、「名に負ふ里」が桂から月を導く連想を解説文の流れに沿って追えるかが鍵
第4問漢文:楊貴妃とライチを詠んだ杜牧の【詩】と、その背景や詩の事実性をめぐる四つの【資料】。漢詩の形式と押韻、語句の意味、返り点と書き下し文、【資料】をふまえた第三句の解釈と詩全体の鑑賞50★★★★☆問1の形式・押韻と問2の語句で20点を押さえられる。各8点の問5・問6が山場で、【資料】Ⅳが【資料】Ⅲの季節の不一致という指摘への反論になる関係を読み取りたい

対策のポイント: 第1問の漢字(10点)、第2問の語句(9点)、第3問の古語(15点)は知識で確実に取れる部分で、合わせて34点あります。この年の特徴は、四つの大問すべてに本文以外の資料が組み合わされていることです。第1問はSさんの【文章】の推敲、第2問は【資料】と授業中の対話、第3問は解説文の空欄補充、第4問は四つの【資料】の読み比べで、いずれも「本文をどう使うか」を与えられた枠組みの中で考えさせる形になっています。本文を一通り読んだうえで、資料側の論の流れに本文の記述を当てはめる練習をしておくと安定します。80分で4題なので、1題20分を目安に配分しましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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