2025年度 大学入学共通テスト 本試験「世界史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2025年度 本試験 世界史Bは、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問21点・第2問19点・第3問26点・第4問15点・第5問19点、計33問)の構成です。第1問はアケメネス朝ペルシア、秦の文字と王羲之の書、西アフリカのベニン王国、第2問は中世イングランドの成り立ちと19世紀イギリスの工場法、第3問は中国の王朝交替と官吏登用・宦官、19世紀イギリス経済と自由貿易、ロシア・ソ連の領土と人口、第4問はフランスのアフリカ・ベトナム進出とインドの民族運動、第5問はアメリカ合衆国の対外関係とキューバ危機を扱います。解答表に「旧 世界史B」と明記されているとおり、旧教育課程履修者向けの経過措置科目として実施された試験です。なお第3問Cには、解答番号20の答えに応じて解答番号21の正解が変わる旨の(注)が付されています。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A アケメネス朝ペルシアの王と版図/B 秦の文字と王羲之の書/C ベニン王国と19世紀イギリス | 21 | ★★★☆☆ | アケメネス朝は王と事績の対応、最大版図の地図確認が要。ベニン王国は工芸品の図と会話から、略奪が起きた時代の背景まで読み取らせます。 |
| 第2問 | A 中世イングランドの成立と社会/B 19世紀イギリスの工場法とジェンダー | 19 | ★★★☆☆ | ノルマン・コンクェスト以前か以後かで出来事を仕分けるのが第一関門。工場法は保護の対象が女性・年少者に偏る理由を当時の女性観から考えます。 |
| 第3問 | A 中国の王朝交替と官吏登用・宦官/B 19世紀イギリス経済と自由貿易/C ロシア・ソ連の領土と人口統計 | 26 | ★★★★☆ | Cは問7の答えによって問8の正解が変わる連動形式で、(注)のとおり二通りの正解が認められています。表は増減の向きだけでなく比率まで見ること。 |
| 第4問 | A フランスのアフリカ・ベトナム進出/B インドの民族運動と塩の行進 | 15 | ★★☆☆☆ | フランスの進出先はアルジェリアとベトナム(阮朝)を軸に整理。塩の行進は年代配列と、非暴力の大衆行動という性格の共通点から類例を選びます。 |
| 第5問 | A アメリカ合衆国の対外関係と戦後社会/B キューバ危機と冷戦 | 19 | ★★★☆☆ | 新聞記事の「ミュンヘン」が宥和政策の代名詞だと気づけるかが分かれ目。キューバ危機から冷戦終結までの約30年の出来事の年代も問われます。 |
対策のポイント: 古代オリエントから冷戦後まで全時代・全地域が出題範囲で、しかもほとんどの大問が図版・グラフ・統計表・会話文と知識の組み合わせで構成されています。まずは第1問・第2問・第4問(計55点)の標準的な知識問題を素早く処理し、残した時間を第3問Cの統計表と第5問の読み取りに回す配分が現実的です。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

