2020年度 大学入試センター試験 本試験「国語」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2020年度センター試験本試験「国語」は、試験時間80分・200点満点。評論・小説・古文・漢文の4大問構成で、各50点です。センター試験としては最後の年度にあたり、第4問では漢詩の内容を模式図から選ばせる新傾向の設問が出題されました。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 評論:河野哲也『境界の現象学』(漢字5・傍線部説明3・生徒の対話1・表現と構成2) | 50 | ★★★☆☆ | 「レジリエンス/回復力/サステナビリティ/脆弱性」の四語の関係を整理できるかがすべて。問2で掴んだ「均衡状態に戻らない」という理解が、そのまま問3の誤答排除に効いてきます。 |
| 第2問 | 小説:原民喜「翳」(語句3・傍線部説明3・手紙1・表現2) | 50 | ★★★☆☆ | 戦時下の日常が静かに壊れていく過程を描いた作品。問5は手紙の差出人・行数・内容を照合する作業問題で、落ち着けば確実に取れます。 |
| 第3問 | 古文:『小夜衣』(解釈3・敬語1・内容説明3) | 50 | ★★★★☆ | 宮・宰相・尼上(老い人)・姫君・女房と登場人物が多く、会話の主体を見失うと問2の敬語で連鎖的に失点します。人物関係図を余白に書くのが最短ルート。 |
| 第4問 | 漢文:謝霊運の五言詩(読み2・書き下し1・模式図1・空欄補充1・表現1・心情1) | 50 | ★★★★☆ | 問3の模式図選択が新傾向。「代」「当」が「〜の代わりとする」=本来あるものがない、と読めるかで決まります。対句の構造を手がかりにする問4も落とせません。 |
対策のポイント: 第1問は概念の整理、第4問は対句の構造把握と、どちらも「本文の仕組みを掴めば一気に解ける」タイプです。時間がかかるのは第3問の人物関係と第2問の問5(手紙の照合)なので、この二つに余力を残す時間配分を考えておきましょう。第4問問3のような図版を使う設問は共通テストでも続く形式なので、「詩句の一語一語を図の要素に対応させる」練習として取り組む価値があります。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

