2020年度 大学入試センター試験 本試験「地学」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2020年度 センター試験 本試験 地学は、試験時間60分・満点100点で、第1問〜第4問(27点・17点・27点・17点)が必答、第5問・第6問(各12点)から1問を選択する構成です。当サイトでは選択の2題とも解説しているため、下の表の配点合計は112点になります。固体地球・岩石と地質・大気と海洋・宇宙の4分野に選択の地史・天文が加わり、平均点が非常に低かった年です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 地磁気と重力(磁気圏・永年変化・火山の重力変化)/B プレート運動と火山(マントル対流・海洋底の年代・火山フロント) | 27 | ★★★★☆ | Aの問2は伏角を使って鉛直分力を全磁力に直す計算。Bの問6は震源球(押し引き)と屈折を同時に見る設問で、8問・27点と最重量 |
| 第2問 | A 変成作用と変成岩(Al₂SiO₅ の多形と接触変成帯)/B 地質調査(走向・傾斜と地層の重なり) | 17 | ★★★☆☆ | Aは「両地点とも珪線石と紅柱石の境目にいる」と気づけるかがすべて。Bは「標高+北への距離」というひとつの量で機械的に処理できる |
| 第3問 | A 大気(断熱変化・傾度風・台風)/B 天気予報(衛星画像と高層天気図)/C 海洋(津波・海流・深層循環) | 27 | ★★★☆☆ | 凝結高度で折れ曲がるグラフ、南半球の低気圧の力の向き、「気圧の谷は西から東へ」「太平洋の深層水は南から入る」と原則一つで決まる設問が多い |
| 第4問 | 恒星と星団(HR図・年周視差・太陽の進化・黒点) | 17 | ★★★★☆ | 「見かけの明るさで選んだ集団」と「距離で選んだ集団」でHR図の見え方が変わる、という主題を会話文から読み取る。知識だけでは解けない |
| 第5問〔選択〕 | A テチス海と地球の歴史/B 火成岩の化学組成 | 12 | ★★☆☆☆ | テチス海の堆積物の現在地と時代の出来事、深成岩の SiO₂ と主要酸化物の関係。ボーエンの反応系列を思い出せば見当がつく |
| 第6問〔選択〕 | A 地球の運動と太陽系/B 銀河系と宇宙 | 12 | ★★☆☆☆ | 地軸の傾きが 0 になったらという思考実験、惑星のグラフの軸当て、シャプレーとハッブルの発見をどのグラフで確かめるか |
対策のポイント: 平均点が40点を割った年で、第1問と第4問の「原理から考える」設問に時間を取られやすい構成です。第2問B・第3問・選択問題のように原則一つで決まる設問を先に確保してから、第1問B 問6と第4問に戻る順番が得点を最大化します。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

