2019年度 大学入試センター試験 本試験 世界史B 過去問題

2019年度 大学入試センター試験 本試験「世界史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

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この問題の概要

試験時間60分・満点100点。大問4題(各25点)・小問36問はすべて必答で、どの大問もA・B・Cの3つの文章に3問ずつぶら下がる形です。この年は世界遺産と遺跡、記録と歴史叙述、経済政策と領土、古代世界と宗教というテーマで、古代オリエントから冷戦後までが一巡します。地図とグラフが各1問、出来事の前後関係を問う設問が3問入るほかは四択の正誤判定で、全体の難易度は標準です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問遺跡と歴史的建造物(各地の建造物の建造者と時期、メキシコやハイチの独立運動、16〜19世紀のイギリス史、朝鮮半島の王朝、キューバ危機とチェルノブイリなど冷戦期の前後関係、ラスコーなど遺跡の発見、16世紀末のポーランド、アウシュヴィッツと戦犯裁判、ロシアとソ連の指導者)25★★★☆☆問5の前後関係はキューバ危機(1962年)を軸にすれば決まる。建造物の設問は「誰が・いつ」の二点だけを覚えておけば十分
第2問記録と歴史叙述(北海・バルト海周辺の歴史、ヨーロッパ諸国の海外領土獲得、アショーカ王碑文など戦いを伝える史料、12世紀の建国と女真文字・契丹文字、チンギス=ハンの事績、ティムールとアンカラの戦い、インドの王朝、各時代の歴史書と歴史家、各地の貴族と身分制度)25★★★★☆4題の中で最も細かい。契丹・女真・満州の文字の区別や歴史書の著者など、教科書の脚注級が正解を分ける。中央ユーラシアが弱点だと感じる人はここを重点的に復習したい
第3問経済政策と領土(アメリカ合衆国の公共事業、列強支配からの独立、1920〜30年代イギリスの輸入統計グラフ、ヨーロッパとアメリカの領土問題、王家の支配領域を示す地図、オスマン帝国の条約と軍事制度、各地の巡礼、地中海世界の勢力拡大、政治的・宗教的権威)25★★★☆☆問21のグラフはブロック経済への転換で域内からの輸入が増える形。問23の地図はハプスブルク家の広がりを、スペインと中欧の二か所で押さえていれば選べる
第4問古代世界と宗教(ペルシア戦争とデロス同盟、ゲルマン諸王国とピピンの寄進の年代、社会への風刺と批判、中国の大乱と政治改革、明清の学問と経典研究、ビザンツ帝国と布教、古代インドとインカの太陽信仰、コンキスタドールとアメリカ大陸進出、20世紀の出来事の前後関係)25★★★☆☆古代から近世まで幅広いが、いずれも教科書の本文レベル。問29と問36の年代判定は、基準になる出来事を一つ決めてから前後に振り分けると速い

対策のポイント: 世界史Bはこの年のように、遺跡・史料・歴史書といった「歴史をどう記録してきたか」を軸にした出題が増えています。人物や事件だけでなく、その時代に何が書かれ何が残されたかまで押さえておくと、初見のテーマでも足がかりができます。地図問題は、王朝や王家の最大版図を三つか四つ、輪郭で覚えておくだけで安定します。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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