2023年度 大学入学共通テスト 本試験「世界史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2023年度 本試験 世界史Bは、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問16点・第2問18点・第3問24点・第4問24点・第5問18点、計34問)の構成で、古代から現代まで全時代・全地域が対象です。第1問はAがフィンランドとロシア帝国・第一次世界大戦、Bが南北朝期中国の社会と則天武后・儒学の普及。第2問はAがアンリ4世とフランスの宗教改革・ルイ14世、Bが後ウマイヤ朝とイスラーム世界のカリフ制。第3問はAがナポレオンとハイチ・セントヘレナの位置、Bが朱子学と書院・科挙、Cが『漢書』芸文志に始まる中国の書籍分類。第4問はAがビザンツ帝国とウマイヤ朝の貨幣、Bがマラトンの戦いをめぐる史料、Cが「アングル人」の呼称とキリスト教の布教。第5問はAが1929年のマラヤとゴム貿易の統計、Bがイングランドの人口統計・移民と産業革命です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A フィンランドとロシア帝国・第一次世界大戦/B 南北朝期中国の社会と則天武后・儒学 | 16 | ★★★☆☆ | 問1は本文の「当時帝国だった」という手がかりからロシアを確定できる。問4〜問6は資料の記述と南北朝という時代設定を結びつけて読むのが鍵 |
| 第2問 | A アンリ4世とフランスの宗教改革・ルイ14世/B 後ウマイヤ朝とイスラーム世界のカリフ制 | 18 | ★★☆☆☆ | 問2〜問5は宗教改革・ルイ14世・後ウマイヤ朝の基本知識で確実に取りたい。問6は資料1と資料2でカリフの正統性の主張がどう食い違うかを対照する |
| 第3問 | A ナポレオンとハイチ・セントヘレナの位置/B 朱子学と書院・科挙/C 『漢書』芸文志と中国の書籍分類 | 24 | ★★★☆☆ | B・Cは書院・科挙・叢書と中国の学問史で一本につながる。問3は「宋代に書院で生まれた新しい学問」という語句から朱子学を特定するのが最短ルート |
| 第4問 | A ビザンツ帝国とウマイヤ朝の貨幣/B マラトンの戦いをめぐる史料/C 「アングル人」の呼称とキリスト教の布教 | 24 | ★★★★☆ | 問3は登場人物が生きた時代の前後を整理してから推論を選ぶ二段構え。問6・問7は資料ごとに「アングル人」の指す範囲が違う点に注目したい |
| 第5問 | A 1929年のマラヤとゴム貿易の統計/B イングランドの人口統計・移民と産業革命 | 18 | ★★★★☆ | 問2・問3は表の輸出品目と相手国の欄を突き合わせ、ゴムの需要が高まった国を先に特定する。問4・問5は統計の増減が起きた年代を押さえてから背景を選ぶ |
対策のポイント: 知識だけで即答できる設問と、資料・統計を読んで初めて答えが決まる設問がはっきり分かれています。第2問・第3問の知識中心の設問を手早く処理し、第4問の史料比較と第5問の表・グラフに時間を残す配分が有効です。年代整序や生徒のメモの正誤判定は、選択肢を一つずつ史実と照合するより、確実に判断できる一文を先に決めて残りを絞り込むほうが速く解けます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

