2025年度 大学入学共通テスト 本試験「国語」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2025年度 本試験 国語は、試験時間90分・満点200点、大問5題(第1問45点・第2問45点・第3問20点・第4問45点・第5問45点、計25問・マーク数38)の構成です。新課程初年度にあたり、近代以降の文章が第1問〜第3問の3題、古文が第4問、漢文が第5問という編成になりました。第1問は観光における「見る」こととパフォーマンスを論じた評論で、冒頭に漢字5問(各2点)を含みます。第2問はものづくりを続けるおじさんを姪の「わたし」の視点から描いた小説、第3問は外来語「インフォームドコンセント」の言い換えを論じた【文章】と三つの資料を読み合わせる問題、第4問はもののけに苦しむ大君を描いた二つの古文と生徒の会話文、第5問は皆川淇園の注釈と弟子の田中履堂の文章から学問における「多」と「一」を対比する漢文です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 評論 観光における「見る」こととパフォーマンス(漢字5問を含む) | 45 | ★★★☆☆ | 漢字10点のあと、まなざし論とパフォーマンス的転回という二つの枠組みの関係を追います。「ともに踊る」の二つの用例を比べる問5が要所です |
| 第2問 | 小説 ものづくりを続けるおじさんと、姪である「わたし」 | 45 | ★★★☆☆ | 二つの「がっかり」の質の違い、母と祖母の態度の差など、比較させる設問が多い構成です。表現の説明で「適当でないもの」を選ぶ問5にも注意が要ります |
| 第3問 | 【文章】と三つの資料 外来語「インフォームドコンセント」の言い換え | 20 | ★★★☆☆ | 図1・図2の割合を突き合わせる問1、資料Ⅲを同年代どうしと同世代どうしの両方で読む問3など、数値の扱いがそのまま得点を分けます |
| 第4問 | 古文 二つの文章と生徒の会話文(もののけに苦しむ大君と左大臣) | 45 | ★★★★☆ | 文章Ⅰ・Ⅱを会話文の空欄X・Y・Zで結び付ける構成です。「朝夕こがす胸のうち」の和歌を嫉妬の歌と読めるかが分かれ目になります |
| 第5問 | 漢文 皆川淇園の注釈と田中履堂の文章(学問における「多」と「一」) | 45 | ★★★★☆ | 「A不如B」の比較構文と、「又」「亦」の使い分けが直接問われます。最後は二人の主張を「多より一」という共通点でまとめる力が必要です |
対策のポイント: 近代以降の文章が3題に増えた分、第1問・第2問の90点を時間内にどう収めるかが最大の課題です。配点20点の第3問は設問が3問と少ない代わりに図表の読み取りが必須なので、資料の数値を拾う手順をあらかじめ決めておくと短時間で処理できます。古文・漢文は各45点と比重が大きく、第4問では敬語と和歌、第5問では比較の句形と助字の使い分けが直接問われました。単語・文法の詰めがそのまま点になる部分を確実に取り、二つの文章を読み比べる設問に時間を残す配分を意識してください。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

