2022年度 大学入学共通テスト 本試験「地理A」の解答と解説です。全設問の正解と考え方を一問ずつ解説し、公式の解答PDFもあわせて掲載しています。大学受験の森が独自に作成した、無料で読める解説です。
解答
解説
第1問
問1:正解③
<問題要旨>
地形図から読む国道の東西の土地利用
図1は日本のある地域を示した地理院地図で、スケールバーは300m。北西から南東へ流れる大谷川、北東-南西方向に走る国道、南東隅の湖、「大物」「荒川」などの地名が読み取れる。国道の西側は等高線が密に重なる山地斜面で樹林地が広がり、東側は120mや109.5mの標高点がみられる緩やかな低地で、田の記号が一面に広がり、道路沿いに建物が集まる集落や寺院(卍)が分布する。地形と土地利用の対応を読み取る問題。
<選択肢>
①【誤】
国道の西側は等高線が密に描かれた山地斜面で傾斜が急、東側は等高線がまばらな低地で傾斜が緩やかです。
西側の方が緩いとするのは実際と逆です。
②【誤】
国道の西側の山地には樹林地の記号が広がっており、果樹園の記号は図1から読み取れません。
③【正】
国道の東側の低地には田の記号が一面に広がり、道路沿いに建物の集まる集落や寺院(卍)がみられます。
大谷川や荒川の水を得やすい低地に集落と水田が立地しているという読み取りに合います。
④【誤】
図1では大谷川と国道が交差していますが、河床が周囲より高い天井川となって河川が国道や鉄道の上を越えている様子は読み取れません。
問2:正解③
<問題要旨>
関東地方の高温域とフェーン現象
図2は陰影をつけて起伏を表現した関東地方の地図に、気温が30℃以上となる年間時間数(2003〜2007年の平均値、環境省資料など)の等値線を重ねたもの。値は東京付近の200から内陸の320まで分布する。高温となる時間が特に長い地点として、内陸の山地寄りにA、東京の北西の平野部にBが示される。会話文の空欄アにはフェーン現象が起こる風の動き、空欄イには影響を受けやすい地点が入る。
<選択肢>
①【誤】
空気が山地を上るときは雲や降水を生じて気温が下がるので、「山地を上る」はフェーン現象の説明として誤りです。
②【誤】
アの「山地を上る」が誤りで、地点の対応も合いません。
③【正】
フェーン現象は、水蒸気を失った空気が山地から下る際に昇温して起こる現象です。
図2で山地により近い内陸に位置するAの方が、東京北西の平野部にあるBよりフェーン現象の影響を受けやすいと考えられます。
④【誤】
アの「山地から下る」は正しいものの、Bは平野部にあって山地から離れており、Aより影響を受けにくい位置です。
問3:正解①
<問題要旨>
GISで支所の追加配置を比較する
図3はある地域の人口分布(100人以上、50〜100人、10〜50人、1〜10人未満の4階級)と現在の役所の支所、追加配置の候補地点カ(人口が集中する中西部)とキ(南東に離れた人口の少ない集落)を示す。図4は最寄りの支所からの距離別人口割合で、現在は3km以上が約7%あるが、aでは3km以上が0%になり2〜3kmが約10%、bでは1km未満が約70%と最も高い一方で3km以上が残る。
<選択肢>
①【正】
キは現在の支所から遠く離れた南東の集落にあるため、ここに置くとaのように3km以上の住民が解消されます。
移動にかかる負担の住民間の差を減らす公平性重視のDに対応します。
②【誤】
距離別人口割合をaとする点は正しいものの、aは遠距離の住民を解消する配置で、高い利便性を享受する住民を増やす効率性重視のEには当たりません。
③【誤】
bは1km未満の割合が最も高くなる一方で3km以上が残っており、人口が集中する地域のカに置いた場合の状況です。
④【誤】
bはカに配置した場合であり、効率性重視のEもカに対応します。キの組合せとしては誤りです。
問4:正解①
<問題要旨>
火山防災マップで地点別の危険性を読む
図5はある地域の火山防災マップで、想定火口位置を中心に、火砕流の範囲(太い実線)、火砕流周辺の熱風の範囲(細い破線)、大きな噴石の到達範囲(太い破線の円、スケールは2km)、火口から南へ広がる溶岩流の範囲(灰色)が示される。図6は同じ範囲の衛星画像を地形の3Dモデルに重ねたもの。地点Jは南の山麓寄り、Kは火砕流の範囲内で溶岩流に接する位置、Lは火砕流の範囲の外側の東にある。
<選択肢>
①【正】
Jは火砕流や溶岩流の範囲の外にありながら熱風の範囲内なのでサ、Kは火砕流の範囲内で谷沿いの溶岩流に接するのでシ、Lは火砕流の範囲外で火口との間に尾根があるのでスとなります。
②【誤】
Kにスを当てていますが、Kは火砕流の範囲内にあり「流れ込む危険は小さい」とはいえません。
③【誤】
Jにシを当てていますが、Jは火砕流の範囲の外側に位置します。
④【誤】
Jにシ、Lにサを当てており、いずれも図5の範囲区分と合いません。
⑤【誤】
Kにサを当てていますが、Kは火砕流の範囲内にあり「到達は免れる」とはいえません。
⑥【誤】
Jにス、Lにサを当てており、想定火口位置との位置関係と合いません。
問5:正解②
<問題要旨>
切土と盛り土で異なる宅地の揺れやすさ
図7は住宅地造成前(点線)と造成後(実線)の地形断面を模式的に示し、階段状に造成された宅地①〜④の位置が記されている。①は造成前の谷を埋めた盛り土、②は造成後の地表面が造成前より低い切土、③は造成前の斜面の上に土を盛った盛り土、④は造成前の地表面とほぼ同じ高さの位置にある。他の宅地より地盤が固く揺れにくい一方、周辺の盛り土からの崖崩れの可能性がある宅地を選ぶ。
<選択肢>
①【誤】
①は造成前の谷を埋めた盛り土の上にあり、地盤が軟らかく地震時に揺れやすい場所です。
②【正】
②は造成後の地表面が造成前より低い切土で、もとの地山が現れるため地盤が固く揺れにくいと考えられます。
一方で斜面の上方にある③が盛り土であるため、そこからの崖崩れを受ける可能性があります。
③【誤】
③は造成前の地表面より高く土を盛った盛り土で、地盤が固いとはいえません。
④【誤】
④は造成前の地表面とほぼ同じ高さにあり、周辺の盛り土より高い位置にあるため、盛り土からの崖崩れを受ける関係にはありません。
問6:正解③
<問題要旨>
自然環境をいかした防災・減災の事例
自然環境の多様な機能をいかして社会資本の整備や土地利用を図る考え方に当てはまる事例を選ぶ問題。示された事例は、海岸と田畑との間へのマツの植栽、植林地の継続的な管理、堤防沿いへの竹の植栽、流域の水田の遊水地利用の四つで、この考え方に当てはまらないものを一つ選ぶ形式である。樹林や水田など自然の働きを利用しているか、それとも自然の働きに反する説明になっているかを見分ける。
<選択肢>
①【正】
海岸林(防砂林・防風林)は樹木の機能を利用して海からの飛砂や風の被害を防ぐもので、この考え方に当てはまります。
②【正】
植林地を継続的に管理して森林の土壌を保持する機能を保ち、斜面崩壊による土砂災害を防ぐのはこの考え方に当てはまります。
③【誤】
堤防沿いの竹林は水の流れを弱めて堤防を守る働きが期待されるもので、「あふれた水を早く排出する」という説明は逆です。
水を速く下流へ流せば下流の洪水被害はかえって大きくなります。これが適当でないもの=正解です。
④【正】
水田を一時的に水をたくわえる遊水地として利用するのは、既存の土地利用がもつ貯留機能をいかした減災で、この考え方に当てはまります。
第2問
問1:正解③
<問題要旨>
ジャガイモの生産量と消費量の上位国
図1は2017年のジャガイモの生産量と1人当たり年間消費量について、世界の上位10か国をそれぞれ着色した二枚の世界地図(FAOSTATにより作成、中国には台湾・ホンコン・マカオを含まない)。生産量は中国・インド・ロシア・アメリカ合衆国など人口の多い国や欧米に広がるのに対し、1人当たり年間消費量はロシアやウクライナなど東ヨーロッパから旧ソ連圏に集中している。二枚の重なりから背景を読み取る。
<選択肢>
①【誤】
図1からは用途は読み取れません。アメリカ合衆国ではフライドポテトなど加工食品向けの消費が大きく、「主に生食用」とはいえません。
②【誤】
インドや中国は人口が多く国内消費向けの生産が中心で、「ほとんどが輸出向け」とはいえません。
③【正】
図1では東ヨーロッパから旧ソ連圏の国々が生産量・1人当たり年間消費量の両方で上位に入っています。
ジャガイモは冷涼でやせている土地でも育つため広く生産され、日常食として定着しています。
④【誤】
図1の1人当たり年間消費量の上位10か国にイギリスは含まれていません。
またジャガイモがヨーロッパへ最初に持ち込まれたのはスペインです。
問2:正解⑥
<問題要旨>
降水量と気温の年較差から家畜を判定
図2は水牛・トナカイ・ラクダを家畜として利用する主な地域に含まれる3地点A〜Cの年降水量と気温の年較差(『理科年表』による)。Aは年降水量約2200mmで年較差は約6℃と小さく、Bは年降水量約400mmで年較差が約31℃と最大、Cは年降水量がほとんど0に近く年較差は約14℃である。文ア〜ウはラクダ、トナカイ、水牛それぞれの利用法を述べており、地点との組合せを判断する。
<選択肢>
①【誤】
Aにア(ラクダ)を当てていますが、Aは年降水量約2200mmの多雨地域で、乾燥に強い家畜の分布地とは合いません。
②【誤】
Aにア、Cにイを当てており、年降水量と年較差の特徴に合いません。
③【誤】
Aにイ(トナカイ)を当てていますが、Aは年較差が約6℃と小さい熱帯で、寒さに強い家畜の地域とは合いません。
④【誤】
Aにイ、Cにアを当てており、Aの多雨・小さい年較差と対応しません。
⑤【誤】
Aにウ(水牛)は適当ですが、Bにア、Cにイとするのは逆です。
年較差が最大のBが寒冷地、年降水量がほぼ0のCが砂漠にあたります。
⑥【正】
Aは年降水量約2200mm・年較差約6℃の熱帯なので農地の耕作に使う水牛のウ、Bは年較差約31℃の高緯度の寒冷地なのでトナカイのイ、Cは年降水量がほとんどない砂漠なのでラクダのアとなります。
問3:正解④
<問題要旨>
風と結びついた住居と産業の分布
図3は生活や産業に風の影響がみられる三つの地域を示した世界地図で、Eは北アメリカ大陸中央部の平原、Fはヨーロッパ北西部の北海沿岸、Gは西アジアのペルシア湾岸付近にある。文カ〜クは、煙突のような突き出た塔で上空の風を家屋に取り込む工夫、強風の被害に備えた避難用シェルター、卓越風の風力を排水や製粉・製材に利用してきた産業を述べており、E〜Gとの組合せを判断する。
<選択肢>
①【誤】
Eにカを当てていますが、風を取り込む塔は暑さをしのぐための乾燥地域(西アジア)の家屋の工夫です。
②【誤】
Eにカを当てている点が誤りで、Gのシェルターの対応も合いません。
③【誤】
Eにキは適当ですが、Fにカ、Gにクとするのは逆です。
風車による排水・製粉・製材はヨーロッパ北西部の低地に典型的にみられます。
④【正】
Eは竜巻が多発する北アメリカ中央部で避難用シェルターのキ、Fは風車を排水や製粉・製材に用いてきた北海沿岸でク、Gは風を取り込む塔をもつ西アジアでカとなります。
⑤【誤】
Eにクを当てていますが、卓越風を排水・製粉に利用してきたのはヨーロッパ北西部です。
⑥【誤】
Eにク、Gにカを当てており、Eの強風被害への備えという特徴が反映されていません。
問4:正解②
<問題要旨>
イエメン・シバームの高層土造建築
写真1はアラビア半島南端に位置するイエメンの都市シバームで、ハドラマウト川の渓谷地帯にある古都、交易の中心地として栄えた世界文化遺産である。写真には密集して建つ高層の建物群、市街を囲む城壁、市街の手前を横切る水の流れていない河床(ワジ)が写っている。写真中の①〜④の説明のうち、この都市の自然環境や建築の特徴に照らして適当でないものを選ぶ。
<選択肢>
①【正】
砂嵐を防ぎ日陰を利用するために建物を密集させるのは乾燥地域の都市の特徴で、写真の密集した街並みと合います。
②【誤】
シバームの高層建築は、現地で得られる土からつくった日干しレンガを積み上げたもので、コンクリート造ではありません。
これが適当でないもの=正解です。
③【正】
写真の市街は城壁に囲まれており、防衛とともに渓谷を流れる水から市街を守る役割をもっています。
④【正】
写真手前に写る涸れ川(ワジ)は、水の流れがない時期には人や車が通る交通路として利用されます。
問5:正解③
<問題要旨>
写真の教会がある地域の言語と宗派
写真2はヨーロッパのある地域の建築物で、細長い尖塔がいくつも並び、建設中を示すクレーンが写るカトリックの教会(スペイン北東部バルセロナのサグラダ・ファミリア)である。図4はヨーロッパにおける主な言語(ゲルマン語派・スラブ語派・ラテン語派)とキリスト教の主な宗派(カトリック・正教・プロテスタント)の組合せを①〜⑨の九つのマスで示している。写真の建築物がある地域に当たるマスを選ぶ。
<選択肢>
①【誤】
ゲルマン語派とカトリックの組合せで、オーストリアや南ドイツなどが該当します。
②【誤】
スラブ語派とカトリックの組合せで、ポーランドやクロアチアなどが該当します。
③【正】
この教会があるスペイン北東部ではラテン語派の言語が話され、宗派はカトリックが主流です。
ラテン語派とカトリックの組合せである③が当てはまります。
④【誤】
ゲルマン語派と正教の組合せで、ヨーロッパで主要な地域はほとんどみられません。
⑤【誤】
スラブ語派と正教の組合せで、ロシアやセルビアなどが該当します。
⑥【誤】
ラテン語派と正教の組合せで、ルーマニアなどが該当します。
⑦【誤】
ゲルマン語派とプロテスタントの組合せで、北ドイツや北ヨーロッパなどが該当します。
⑧【誤】
スラブ語派とプロテスタントの組合せで、主要な地域はほとんどみられません。
⑨【誤】
ラテン語派とプロテスタントの組合せで、主要な地域はほとんどみられません。
問6:正解④
<問題要旨>
オーストラリアの出生地と家庭の言語
表1はオーストラリアの出生地別人口割合で、aはオーストラリア73.7%、イギリス4.6%、中国2.2%、インド1.9%、bはオーストラリア78.0%、イギリス6.0%、中国0.6%、インド0.4%。aとbは1996年と2016年のいずれかである。図5は2016年の家庭での使用言語の割合で、英語のみがXは約78%、Yは約63%。XとYはオーストラリア全体とシドニー大都市圏のいずれかを示す。
<選択肢>
①【誤】
「aからb」への変化はアジア出生者が減りオーストラリア生まれが増えることになり、実際の動きと逆です。
②【誤】
サの「aからb」の向きが誤りです。
③【誤】
サの「bからa」は適当ですが、英語のみが約78%と高いXはオーストラリア全体にあたり、シドニー大都市圏ではありません。
④【正】
中国やインドの出生者の割合が高いaが2016年、低いbが1996年なので、変化は「bからa」です。
英語以外を家庭で使う人の割合が高い(英語のみが約63%の)Yが、移民が集中するシドニー大都市圏にあたります。
第3問
問1:正解③
<問題要旨>
東アジア四都市の気温と降水量の比較
図1は東アジアの標高を濃淡で示した地図で、ラサ、シーアン、タイペイ、プサンの位置が示される。図2は四地点の最暖月と最寒月の月平均気温、最多雨月と最少雨月の月降水量(『理科年表』による)。アは最暖月約16℃と最も低く最多雨月約125mm、イは最暖月約26℃・最寒月0℃前後で最多雨月約100mmと少雨、ウは最暖月約26℃・最寒月約3℃で最多雨月約325mm、エは最寒月約16℃と高く最多雨月約375mmである。
<選択肢>
①【誤】
アは最暖月が約16℃と際立って低く、標高の高いチベット高原に位置するラサにあたります。
②【誤】
イは最多雨月が約100mmと少なく、内陸で降水量の少ないシーアンにあたります。
③【正】
ウは最暖月約26℃・最寒月約3℃と冬に冷え込み、最多雨月が約325mmと夏の降水が多い温暖湿潤気候を示します。
朝鮮半島南東部の港湾都市プサンの特徴と合います。
④【誤】
エは最寒月が約16℃と高く、年中温暖な亜熱帯のタイペイにあたります。
問2:正解⑤
<問題要旨>
東アジアの麺類にみる農業と宗教
資料1のカ〜クは、図1中の地点A〜Cを含む地域で伝統的に食べられてきた麺類である。カは二毛作の農作物として生産される小麦の粉から麺を手延べし野菜などの具材を入れる麺、キは小麦粉の麺にイスラーム(イスラム教)の文化の影響から豚肉ではなく牛肉を入れる麺、クは低温に強いソバのそば粉を加え、冬の保存食としてつくる辛い漬物の汁を入れる麺。図1のAは中国内陸部、Bは朝鮮半島北部、Cは日本の西部にある。
<選択肢>
①【誤】
カをAに当てていますが、Aの中国内陸部はイスラームの影響を受けた牛肉入りの麺がみられる地域です。
②【誤】
カをA、キをCとしており、いずれも地域の特徴と合いません。
③【誤】
カをB(朝鮮半島北部)としていますが、ここは低温に強いソバを用いる麺の地域です。
④【誤】
カをB、キをC、クをAとしており、資料1の説明と地域の対応が合いません。
⑤【正】
カは二毛作の小麦を手延べする日本西部のC、キはイスラームの影響がみられる中国内陸部のA、クは低温に強いソバと辛い漬物を用いる朝鮮半島北部のBにあたります。
⑥【誤】
カをCとする点は適当ですが、キをB、クをAとするのは逆です。
問3:正解③
<問題要旨>
日中韓の米と小麦の供給量の変化
図3は日本・韓国・中国における小麦と米の1人当たり年間供給量の1963年から2013年への変化(FAOSTAT)で、横軸がE、縦軸がF。韓国は横軸が約110kgから約87kgへ減り、縦軸は約28kgから約50kgへ増える。サは横軸が約113kgから約61kgへ大きく減り縦軸は約39kgから約46kgへ微増。シは横軸が約55kgから約78kg、縦軸も約25kgから約63kgへ大きく増加している。
<選択肢>
①【誤】
小麦をEとすると、韓国やサでは小麦の供給量が大きく減ったことになり、東アジアで小麦の消費が増えてきた傾向と合いません。
②【誤】
小麦をEとする点が誤りです。
③【正】
三か国とも増加している縦軸Fが小麦、減少や低水準からの増加を示す横軸Eが米です。
横軸が約113kgから約61kgへ大きく減ったサが、米の消費が大幅に減った日本にあたります。
④【誤】
小麦をFとする点は適当ですが、シは米も小麦も増えており、米の供給量が大きく減った日本には当たりません。
問4:正解①
<問題要旨>
日中韓三か国間の乗用車と野菜の取引
図4は日本・韓国・中国の三か国間の取引割合を矢印の太さ(15%未満、15〜30%、30%以上)で示したもので、三か国間の輸入取引額の合計が100%となるようにしてある(2018年、UN Comtrade)。Jではチから日本への矢印だけが30%以上と突出し、他は15%未満。Kでは日本とチの間に15〜30%の矢印が双方向に描かれる。JとKは乗用車と野菜、タとチは韓国と中国のいずれかである。
<選択肢>
①【正】
Jはチから日本への取引だけが30%以上と突出しており、日本が中国から大量に輸入する野菜の特徴を示します。
したがってJが野菜、チが中国となり、残るタが韓国です。
②【誤】
Jを野菜とする点は適当ですが、30%以上の矢印の出所であるチが中国で、タが韓国です。
③【誤】
Kを野菜とすると日本と相手国の間で双方向に同程度の取引があることになり、日本の野菜輸入の実態と合いません。
④【誤】
Kを野菜とする点が誤りです。
問5:正解③
<問題要旨>
知的財産使用料と文化・娯楽サービス収支
表1は日本の国際収支のうち知的財産使用料(著作権料や特許料など)と文化・娯楽等サービスの収支で、2015〜2019年の平均値(日本銀行資料、単位は億円)。マはMが5,284、台湾が759、Nが388とすべて黒字で額が大きい。ミはMが84、台湾が6と小さく、Nは−280の赤字である。MとNは韓国と中国のいずれかで、文化・娯楽等サービスの収支と中国の組合せを選ぶ。
<選択肢>
①【誤】
マは額が大きく、特許料などの知的財産使用料にあたります。文化・娯楽等サービスではありません。
②【誤】
マを文化・娯楽等サービスとする点が誤りです。
③【正】
額の大きいマが知的財産使用料、額が小さく赤字も生じるミが文化・娯楽等サービスです。
日本企業の進出により特許料などの受取が大きいMが中国、日本側が支払超過(−280)となるNが韓国です。
④【誤】
ミを文化・娯楽等サービスとする点は適当ですが、赤字のNは韓国であり中国ではありません。
問6:正解④
<問題要旨>
訪日旅行者数の推移と宿泊地の地域差
図5は2000年から2018年の韓国・台湾・中国からの訪日旅行者数の推移(JNTO)。ラは2007年ごろに約250万人まで増えたあと増減を繰り返し2018年に約750万人、リは2000年に約35万人と最も少なかったが2018年には約840万人と最多になる。図6は2018年の訪日旅行者の地方別延べ宿泊数の国・地域別内訳で、PとQは韓国と中国のいずれかである。
<選択肢>
①【誤】
ラを中国とすると2000年代前半からすでに一定の規模があったことになり、その後急増した中国の動きと合いません。
②【誤】
ラを中国とする点が誤りです。
③【誤】
リを中国とする点は適当ですが、Pは九州や中国地方で割合が高く、距離の近い韓国にあたります。
④【正】
2000年に最も少なく2018年に約840万人と最多になったリが中国です。
図6でQは近畿や関東など大都市圏で割合が高く、大都市を周遊する旅行者の多い中国にあたります(九州・中国地方で高いPが韓国)。
第4問
問1:正解①
<問題要旨>
穀物消費の用途別割合にみる地域差
図1は2016年の穀物の消費量に占める用途別割合を地域ごとに示したもの(FAOSTAT)。アはAが約65%、Bが約30%、アジアはAが約30%、Bが約63%、イはAが約22%、Bが約72%である。アとイはアフリカとヨーロッパのいずれか、凡例AとBは食料用途と飼料用途のいずれかで、ヨーロッパと飼料用途の正しい組合せを選ぶ。食料問題の背景にある食料用途以外での穀物利用の増加がテーマである。
<選択肢>
①【正】
畜産が盛んなヨーロッパは穀物を飼料として使う割合が高くなります。
Aが約65%と最も高いアがヨーロッパで、そのAが飼料用途にあたります。
②【誤】
アをヨーロッパとする点は適当ですが、アで割合の高いAが飼料用途であり、Bではありません。
③【誤】
イはAが約22%と低く、穀物の多くを直接食料として消費するアフリカにあたります。
④【誤】
イをヨーロッパとする点が誤りです。
問2:正解③
<問題要旨>
フードマイレージと食材の調達を考える
資料1は日本における食事DとEの主な食材の重量と産地。食事D(焼き魚定食)はコメ120g・アジ100g・大根20gが国内産で、大豆40gのみアメリカ合衆国産。食事E(ハンバーグセット)は牛肉120gがアメリカ合衆国産、小麦粉100gがカナダ産、コーヒー豆20gがタンザニア産で、卵40gのみ国内産。フードマイレージは食材の重量に輸送距離を乗じた値で、国内産の輸送距離は全て同一とする。
<選択肢>
①【正】
国内産の輸送距離は外国産より短いため、重量が倍増しても全てを国内産にすればD・Eとも値は小さくなります。
②【正】
食事Eは重量の大きい牛肉と小麦粉が北アメリカ産、コーヒー豆がタンザニア産で輸送距離が長く、外国産が大豆40gだけの食事Dより値が大きくなります。
③【誤】
フードマイレージの大小と価格の大小は別の問題で、資料1には単価の情報がありません。
国内産に変えて単価を大幅に低下させられるとはいえず、これが適当でないもの=正解です。
④【正】
フェアトレードは生産者に適正な対価を支払う仕組みで、コーヒー豆などの単価は上がりますが、その上昇分は生産者に還元されます。
問3:正解④
<問題要旨>
メガシティ数の地域差と都市問題
表1は2018年と2030年(予測値)のメガシティ(人口1000万人以上の都市や都市圏)の数。Jは20から27、中央・南アメリカは6から6、Kは3から5、Lは2から2、ヨーロッパは2から3、オセアニアは0のまま。J〜Lはアジア、アフリカ、北アメリカのいずれか。あわせて、中央・南アメリカのメガシティで顕著な都市問題を、高齢化と社会基盤の老朽化(カ)か、人口増加に伴うスラムの拡大(キ)から選ぶ。
<選択肢>
①【誤】
Kをアジアとしていますが、20から27へ増えるJがアジアです。
②【誤】
Kをアジアとする点が誤りです。
③【誤】
Kをアフリカとする点は適当ですが、中央・南アメリカのメガシティでは人口増加に伴うスラムの拡大が顕著で、カの高齢化・老朽化ではありません。
④【正】
20から27へ増えるJがアジア、3から5へ増えるKがアフリカ、2のまま変わらないLが北アメリカです。
中央・南アメリカのメガシティでは農村からの流入による人口増加でスラムが拡大し居住環境が悪化しており、aにはキが入ります。
⑤【誤】
Kを北アメリカとしていますが、北アメリカは2から2で変化しないLです。
⑥【誤】
Kを北アメリカとする点が誤りです。
問4:正解②
<問題要旨>
自動車保有台数と窒素酸化物排出量
図2は1990年と2015年における人口千人当たりの自動車保有台数と窒素酸化物排出量(自動車・船舶・航空機など移動する発生源からの値、『世界の統計2018』など)。サは保有台数が約170台から約670台へ増える一方、排出量は約9トンでほぼ横ばい。シは約470台から約610台で排出量は約9トンから約5トンへ減少。スは約750台から約840台で排出量が約49トンから約20トンへ大きく減る。
<選択肢>
①【誤】
サをポーランドとする点は適当ですが、保有台数の少ない四角のXが1990年、多い三角のYが2015年です。
②【正】
保有台数が約170台から約670台へ4倍近くに増えたサが、社会主義体制の終了後にモータリゼーションが急速に進んだポーランドです。
三か国とも保有台数は増えているので、値の大きい側の三角Yが2015年です。
③【誤】
シは約470台から約610台と増加が小さく、早くから自動車が普及していた日本にあたります。
④【誤】
シをポーランドとする点が誤りです。
⑤【誤】
スは保有台数が最も多く排出量も突出して大きいアメリカ合衆国にあたります。
⑥【誤】
スをポーランドとする点が誤りです。
問5:正解③
<問題要旨>
タンタルと金の産出の偏りをめぐる課題
図3は2017年のタンタルと金の産出量を国・地域別に円の大きさで示したもの(USGS資料など、凡例は80・320・720トン)。タンタルはアフリカ中部の数か国に大きな円が集中し産出国も少ない一方、金は中国・オーストラリア・ロシア・アメリカ合衆国・ペルーなど世界各地に小さめの円が広く分布する。鉱物の分布と採掘をめぐる課題を述べた文章の下線部①〜④から適当でないものを選ぶ。
<選択肢>
①【正】
タンタルはアフリカ中部の少数国に集中するのに対し金は多くの国に広く分布しており、タンタルの方が産出国に偏りがあります。
②【正】
同じ凡例で円の大きさを比べると、タンタルの円は金より小さく、産出量が少ないことが読み取れます。
③【誤】
金は多くの国に分散して産出されるため、一国の政情不安が世界全体の産出量に及ぼす影響は小さくなります。
産出が偏るタンタルの方が影響を受けやすく、記述は逆です。これが適当でないもの=正解です。
④【正】
タンタルはコンデンサーなどに使われるレアメタルで、情報通信機器の世界的な普及に伴い需要が増加しています。
問6:正解④
<問題要旨>
先住民族の居住地域と暮らしの変化
図4のP〜Rはいくつかの先住民族が主に居住する地域で、Pはアフリカ南部の内陸(カラハリ砂漠周辺)、Qは東南アジアの島嶼部(ボルネオ島)、Rは太平洋中央部の島々(ハワイ諸島)。文タ〜ツは、先住民族の言語が1970年代に公用語となり観光にも活用されていること、移動しながら採集や狩猟を行ってきたが野生動物保護区の設置に伴い定住化が進んだこと、焼畑による自給的栽培から商品作物の栽培が拡大し森林の生物多様性が損なわれていることを述べる。
<選択肢>
①【誤】
Pにタを当てていますが、先住民族の言語が1970年代に公用語となったのは太平洋の島々のRです。
②【誤】
Pにタ、Rにチを当てており、地域の特徴と合いません。
③【誤】
Pにチは適当ですが、Qにタ、Rにツとするのは逆です。
④【正】
Pは採集や狩猟を行ってきた人々が野生動物保護区の設置に伴い定住化しているチ、Qは焼畑から油ヤシなど商品作物の栽培が拡大し森林が失われているツ、Rは先住民族の言語が公用語となり観光に活用されているタです。
⑤【誤】
Pにツを当てていますが、焼畑から商品作物への転換は東南アジアの島嶼部Qの特徴です。
⑥【誤】
Rにタを当てる点は適当ですが、Pにツ、Qにチとするのは逆です。
第5問
問1:正解③
<問題要旨>
苫小牧市周辺の地図から景観を考える
図1は北海道苫小牧市とその周辺の地理院地図で、凡例に等高線・航路・鉄道・国道・高速道路・湿地・水域が示される。北西に樽前山、北東にウトナイ湖、東に弁天沼、海岸沿いに苫小牧港が広がり、苫小牧駅・沼ノ端駅・勇払駅、苫小牧中央インターチェンジ、市役所の位置が読み取れる。方位記号は北を上に示し、スケールバーは2km。図から考えられる景観の特徴を選ぶ。
<選択肢>
①【誤】
南の海上から北へ向かって苫小牧港に近づくと、市街地や北西の樽前山は進行方向の左側に見えます。右側ではありません。
②【誤】
勇払駅から東へ向かうとき左側は北側ですが、ウトナイ湖は沼ノ端駅の北方にあり、勇払駅から東へ進む線路の沿線からは大きく離れています。
③【正】
沼ノ端駅のそばを通る国道を北西方向へ進むと、その先のウトナイ湖の西から北西にかけて、凡例で濃い色に示された湿地が分布しています。
湿地の見える場所があると考えられます。
④【誤】
苫小牧中央インターチェンジから高速道路を西へ向かうと右側が北、左側が南になります。
樽前山は北西にあるので右側、市街地は南東側で、記述は左右が逆です。
問2:正解③
<問題要旨>
河口が屈曲する直線的な砂浜海岸
図2は苫小牧市周辺の小糸魚川の河口付近を、5万分の1地形図の1909年・1935年・1953年で比べたもので、河口が屈曲して海岸線と平行に流れ、流路が頻繁に変化している。会話文では、苫小牧市の海岸が直線的に砂浜が続くこと、その砂の堆積の最も大きな理由(空欄ア)、河川の流量が大幅に減少する時期(空欄イ)、そのとき河川より海の運搬・堆積作用がどうなるか(空欄ウ)が問われる。
<選択肢>
①【誤】
アの沿岸流は適当ですが、北海道の太平洋側では夏季ではなく、降水が雪となって蓄えられる冬季に河川の流量が減少します。
②【誤】
イの夏季が誤りで、ウの「小さく」も河口が砂でふさがれる説明と矛盾します。
③【正】
直線的に続く砂浜は、海岸に沿って砂を運ぶ沿岸流の堆積によって形成されます。
降水が雪となって蓄えられる冬季には河川の流量が大幅に減るため、河川よりも海の運搬・堆積作用の方が大きくなり、河口が砂でふさがれて流路が変わります。
④【誤】
ウを「小さく」とすると、河口が砂でふさがれて流路が変わる理由になりません。
⑤【誤】
アの潮汐は干満による海面の昇降で、海岸線に沿って砂を運び直線的な砂浜をつくる最も大きな理由ではありません。
⑥【誤】
アが潮汐で誤りのうえ、イの夏季も北海道太平洋側の流量変化と合いません。
⑦【誤】
イの冬季とウの「大きく」は適当ですが、アの潮汐が誤りです。砂の堆積の最も大きな理由は沿岸流です。
⑧【誤】
アの潮汐が誤りで、ウの「小さく」も会話文の説明と矛盾します。
問3:正解④
<問題要旨>
苫小牧港と室蘭港の立地と取扱量
図3は苫小牧市・室蘭市と札幌市の位置関係、および陰影をつけて起伏を表現した苫小牧港と室蘭港の地図で、苫小牧港は平坦地の掘り込み式、室蘭港は起伏の大きい地形に囲まれた内湾にある。図4は海上貨物取扱量の推移で、苫小牧港は1970年代半ばに室蘭港を上回り2018年に約110百万トン、室蘭港は1990年代後半の約55百万トンをピークに減少。図5は2018年の内訳を示す。下線部から誤りを含むものを選ぶ。
<選択肢>
①【正】
図3の陰影から室蘭港は起伏に囲まれた内湾に位置していることが読み取れ、波が穏やかな天然の良港という説明は適当です。
②【正】
図3で苫小牧市は札幌市に近く高速道路や鉄道で結ばれており、北海道中央部からの輸送距離が短縮できたという説明は適当です。
③【正】
図3の苫小牧港周辺は陰影がほとんどなく平坦で、掘り込み式の港湾とあわせて大規模な倉庫や工場の用地を確保しやすい土地です。
④【誤】
図5でフェリーを除くと、苫小牧港は海外との輸出入が約20百万トンに対し国内の移出入が約29百万トンで海外は四割程度です。
室蘭港は海外が約14百万トンで国内の約10百万トンを上回り半分以上を占めます。苫小牧港の方が高いとする記述が誤りを含む=正解です。
問4:正解⑥
<問題要旨>
苫小牧市の製造業にみる業種の変化
表1は北海道の製造品出荷額に占める苫小牧市の割合と、苫小牧市の製造品出荷額に占める各業種の割合(『工業統計表』など、単位%)。Aは道内割合が28.6から31.6と高い水準を保つが市内割合は54.1から9.6へ低下。Bは道内割合が3.7から69.5、市内割合が0.7から56.1へ急増。Cは道内割合が0.9から0.4、市内割合も5.8から0.7と小さい。A〜Cは食料品、石油製品・石炭製品、パルプ・紙・紙加工品のいずれか。
<選択肢>
①【誤】
食料品をAとしていますが、Aは1971年に苫小牧市の出荷額の半分以上を占め道内割合も約3割と高く、古くから立地していた製紙業の特徴を示します。
②【誤】
食料品をAとする点が誤りです。
③【誤】
食料品をBとしていますが、Bは港湾整備後に道内割合が69.5%まで急増しており、臨海部に立地する石油製品・石炭製品にあたります。
④【誤】
食料品をBとする点が誤りです。
⑤【誤】
食料品をCとする点は適当ですが、石油製品・石炭製品をA、パルプ・紙・紙加工品をBとするのは逆です。
⑥【正】
Aは1971年に市内割合54.1%を占め道内割合も高いパルプ・紙・紙加工品、Bは港湾整備後に道内割合69.5%・市内割合56.1%へ急増した石油製品・石炭製品です。
Cは北海道各地に広く分布するため苫小牧市の道内割合が1%未満と小さい食料品です。
問5:正解③
<問題要旨>
社宅団地と郊外住宅地の人口構成
資料1の地区dは市中心部の社員用住宅地区で、工場従業員とその家族向けの住宅団地であり空き部屋もある。地区eは30年ほど前に造成された郊外の戸建て住宅地区で、車が2台以上ある家が目立つ。図6のカは、一方の年に40〜44歳を中心に働き盛りが多く、他方の年には55〜64歳や高齢層が厚くなる。キはどちらの年も35〜44歳が15%前後と突出し、高齢層がきわめて少ない。
<選択肢>
①【誤】
地区dをカとしていますが、カは一方の年に高齢層が厚くなっており、従業員世帯が入れ替わる社員用住宅団地の構成とは異なります。
②【誤】
地区dをカとする点に加え、1995年をY年とする点も誤りです。
③【正】
キはどちらの年も30〜44歳が突出し高齢層がほとんどいないので、従業員世帯が入れ替わる社員用住宅地区dにあたります。
カは若い層が厚いX年から高齢層が厚いY年へ変化しており、X年が1995年です。
④【誤】
地区dをキとする点は適当ですが、カで高齢化が進んだ側がY年なので、1995年はX年です。
問6:正解②
<問題要旨>
人口増減の分布と中心市街地の課題
図7は苫小牧市の1995年から2015年にかけての人口増減を、減少または変化なし、増加、1995年の人口が0でその後増加の三区分でメッシュ表示したもの。市役所の西から北西にかけての広い範囲が「減少または変化なし」で覆われる一方、苫小牧港の北から北東(沼ノ端・ウトナイ湖方面)や市域の西端・南西端には「増加」のメッシュが分布する。空き店舗や空き地が増える側と、その解決策を選ぶ。
<選択肢>
①【誤】
Eのサは適当ですが、Fのタは郊外での大型ショッピングセンター開発などを進める内容で、中心市街地の空洞化をむしろ強め、温室効果ガスの削減にもつながりません。
②【正】
図7では市役所の西側一帯が「減少または変化なし」で覆われており、空き店舗や空き地が増える問題はこの側の市街地でみられます(サ)。
解決策としては、予約に応じて運行するバスの導入や公共交通機関の定時運行で利便性を高めるチが、自動車利用を抑え温室効果ガスの削減にもつながります。
③【誤】
苫小牧港の北から北東は「増加」のメッシュが多く、人口が減っている側ではありません。Fのタも適当ではありません。
④【誤】
Fのチは適当ですが、Eのシは図7の人口増減の分布と合いません。
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