2020年度 大学入試センター試験 本試験「生物」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2020年度 センター試験 本試験 生物は、試験時間60分・満点100点で、第1問〜第5問(各18点)が必答、第6問・第7問(各10点)から1問を選択する構成です。当サイトでは選択の2題とも解説しているため、下の表の配点合計は110点になります。各大問がA・Bの2テーマに分かれ、遺伝子発現・発生・動物と植物の反応・生態・進化と系統を網羅した、センター試験最後の年の問題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 遺伝子発現の調節(オペロンとヌクレオソーム)/B 細胞周期(増殖曲線と DNA 量のヒストグラム) | 18 | ★★☆☆☆ | 原核と真核の転写調節の対比と、「倍加時間=細胞周期」という置きかえに気づけば解ける細胞周期の計算 |
| 第2問 | A ホヤの卵片と発生運命の決定/B アサガオの花器官(ABC モデル)と減数分裂 | 18 | ★★★☆☆ | Aは細胞質・タンパク質・RNA を別々に注入した4実験を突き合わせ「どの結果が推論に不可欠か」を問う。Bは変異体の図をABCモデルに丁寧に対応づける |
| 第3問 | A 受容器・神経と筋肉・ガの性フェロモン/B アブシシン酸と乾燥耐性・種子の発芽 | 18 | ★★★☆☆ | Aの問3は「感知できるか」と「近づけるか」を分けて読む。Bは「つくれるか」「反応できるか」の2方向で変異体を切り分ける |
| 第4問 | A 外来生物と間接効果・社会性昆虫/B 被食防御と成長能力(虫あり区と虫なし区) | 18 | ★★★★☆ | Aは絶滅の渦の考え方。Bの問5は「虫なし区の値」と「両区の差」という2つの読み方を使い分ける必要があり、この年で最も手間のかかる設問 |
| 第5問 | A 進化のしくみ(遺伝子頻度・同義置換と非同義置換)/B 植物の系統と陸上進出 | 18 | ★★★☆☆ | 「置換の率が低い=有害」の読みかえと、含水率の定義に戻って乾燥重量が不変であることを使う問6の計算 |
| 第6問〔選択〕 | 酵素の細胞内輸送と選択的スプライシング | 10 | ★★★☆☆ | ペルオキシソームへの輸送シグナルを GFP で調べ、mRNA の塩基配列から読み枠をたどる。作業量が多い |
| 第7問〔選択〕 | 生物の進化と地球環境 | 10 | ★★☆☆☆ | 大気の変化と進化、節足動物の特徴、光合成色素の薄層クロマトグラフィーから系統を推定する。知識中心で軽い |
対策のポイント: 各大問の前半(A)は知識で取れる設問が多く、後半(B)に実験の読み取りが置かれる構成です。まず全大問のAを片付けて40点前後を確保し、第4問Bのようなグラフの読み替えが必要な設問に戻る順番が安全です。選択は第7問が軽く、時間が足りないときの逃げ道になります。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

