2021年度 大学入学共通テスト 本試験「生物」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2021年度 本試験 生物は、共通テスト初年度の問題で、試験時間60分・満点100点、大問6題(第1問14点・第2問15点・第3問12点・第4問13点・第5問27点・第6問19点、計26問)の構成です。遺伝子頻度、種間競争、生産構造図、さえずりの学習、植物の発生と植物ホルモン、眼の形成と学習と、すべての大問が実験や調査のデータを読む形式で、平均点は比較的高い年でした。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | ラクターゼ遺伝子と乳糖不耐(遺伝子頻度・遺伝子発現・自然選択) | 14 | ★★☆☆☆ | ハーディ・ワインベルグの基本計算と、表と2つの実験から祖先型を突き止める問4。「近縁種のゲノムを調べる」手続きが決め手 |
| 第2問 | 外来種アノールトカゲとの種間競争(すみわけと形質の進化) | 15 | ★★☆☆☆ | 導入区と非導入区の対照実験。問4は「人工環境下で育てた子でも差がある」の一点から遺伝的変化と結論づける |
| 第3問 | 草本群落の生産構造図(早春と初夏の比較) | 12 | ★★★☆☆ | 問3は乾燥重量→面積→CO₂ 吸収量と単位を2回変換する計算。暗くなったのに吸収量は増えるという結果を受け入れられるか |
| 第4問 | 鳥のさえずりの学習(生得的行動と学習の切り分け) | 13 | ★★☆☆☆ | 表1の4実験は「X期に聴かせるか」「Y期に聴覚があるか」の2×2。A種とB種の違いが学習の関与を判定する材料 |
| 第5問 | A 茎頂分裂組織と葉の形成/B 根の緑化と植物ホルモン | 27 | ★★★☆☆ | Aの問3は3つの切れ込み実験から「扁平にする作用」と「向きを決める作用」を切り分ける。Bの問6・問7は実験計画で何が確かめられるかを問う設計型。配点最大 |
| 第6問 | A 眼の形成と誘導/B ノーアイとテイルアイ(眼と学習) | 19 | ★★★☆☆ | Aは抑制物質の分布が変わったときを逆向きに予想する。Bの問5は図5の3本の棒だけで情報の経路を決める鮮やかな設問 |
対策のポイント: 暗記で答える設問はほとんどなく、「この実験で何と何を比べているか」を毎回言語化できるかが得点を分けます。第1問・第2問・第4問は読めば取れるので30分以内に済ませ、第5問(27点)の実験デザイン問題に時間を残してください。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

